2012/12/02

Museum für Kunst und Gewerbe Hamburg

コペンハーゲンからの列車でハンブルグに着くと雪が舞っていました。12月に入り一気に寒くなりました。MKGハンブルグは中央駅から歩いてすぐ。3層の回廊式空間を有する大美術館です。訪ねたときの特集展示は、Alexander McQueenでした。2012年12月にデザイン部門の展示をリニューアルしたそうで、30台ものシェルフが並ぶ壮観な展示が出来上がっていました。収蔵庫をそのまま回廊に出してきたような光景です。一点一点をじっくり見るというよりは、それぞれのカテゴリーをざっくりと把握するのに適しています。館内が広いので、考古から楽器、家具にファッションと多様な内容でした。ヴェルナー・パントンが手掛けた有名な食堂を再現するなど、各時代の室内装飾を見せる再現展示に力を入れているようです。

外観。
訪ねた時は、Alexander McQueenの特集展示でした。
考古展示室は、一室毎に斬新な色使いで色分けされています。
Cabinet of Wonderの蒐集品を集めた展示。壁のワニも良いですね。
室内装飾を様式毎に再現展示でみせていました。
Thonetの展示。なぜか一段ずつ位置が上がっています。
最近新しくなったというデザイン部門。壮観でした。
アーカイブの展示。回廊に30台のシェルフが並んでいました。
端から狙って撮ってみました。
デザインオブジェクトの保存に関して、箱の問題は無視できませんね。
上のほうは見えませんが、収蔵庫的な空間の見せ方なのでこれもアリでしょう。
このカタログが欲しかったのですが、非売品とのこと。
ディーター・ラムスの旧事務所を再現したコーナーもありました。
Verner Panton内装のSPIEGEL-Kantineも再現。
テーマ展示:サステナブルのコーナーから一枚。Chair Farm design by Werner Aisslinger. dezeenで見たのですが、現物は感動的ですらありました。
ブックショップは、ドイツらしくケーニッヒが運営していました。